天然ルビー 1.312ct

深紅をそっと閉じ込めたような、静かなる情熱。
こちらは、カボションカットによって仕立てられた濃厚な赤色が魅力のルビー。
ファセットカットでは得られない、**石の奥に宿る“内なる赤”**を堪能できる逸石です。

ルビーといえば、「宝石のクィーン」とも称される存在。
燃えるような赤、生命の象徴、情熱、愛、力──
そのどれもを体現するこの石が、なぜ人々を惹きつけ続けてきたのか。
その答えは、このカボションカットにこそあるのかもしれません。

表面にファセットを施さず、丸みのあるシルエットに光が滑らかに反射し、赤がまるで灯火のように柔らかく揺らめく──
ファセットカットのようにキラキラと眩くはありませんが、
石の奥のほうからほのかに湧き出すような赤の光は、
ジュエリーに仕立てたとき、まるで肌の上で赤い心音を奏でるかのようです。

透明度や内包物を超えた、“情緒”のような美しさ。
それが、このルビーの真骨頂。

ペンダントにすれば胸元で穏やかに、
リングにすれば指先に秘めた情熱を宿し、
装う人に落ち着きと気高さを与えてくれるでしょう。

“強さ”ではなく、“深さ”で語りかける赤。
あなたのコレクションに、心を静かに震わせる一石として、ぜひ加えてみてください。